top of page

S A T O  かあさん部のこと

2015年、岩手県平泉町にオープンした食事と喫茶の店 SATO。飲食店として営業しながら、音楽や美術などのイベント、日々のくらしを潤す展示などを企画、開催しています。

SATOへは様々な世代のお客様にお越しいただきます。お母さん方が小さなお子さんと一緒に寛いでいる様子は、とても心温まる光景です。私たちスタッフも同じ子どものいる親として、お客様とお話する中で、日々たくさんの「気付き」を頂いています。

それらの気付きを、スタッフ、お客様の垣根を越えて、共有する場を作ることはできないかと考えました。日々の子育てで感じたことを話しながら、「こどものあそび」にしっかりと向き合うことのできる場です。

 

2018年夏、かあさんの眼差しでものごとを見つめる、緩やかな形の共同体として、「SATO かあさん部」は始動しました。

かあさん部とは

・かあさん部は、有志のSATOスタッフ(部員)数名からなり、子育て活動を主催するとても小さな団体です。

・かあさん部は、自然に寄り添う営みを目指して、「あそび」「食」「くらし」「からだ」などをテーマに、親子で楽しめる場を設けます。

・かあさん部が主催する活動(親子イベント)には、少数ですが一般の方(お子さんとおうちの方 ペア以上)が参加できます。

SATO https://www.sato2015.com/

大事にしたいこと

・こども主体の活動であること

・教育ではなく、あそびであること

・親子で楽しめる場、喜びを共有できる場を

・創作活動や自然物に触れる活動を

・保護者も真剣にこどもの活動を見守り、楽しむこと

・正解や相対評価のないもの

・自分の軸を育てられるように

・参加者同士のふれあいの中でうまれる楽しさも

・安心な食べものや環境に配慮したものについて考える

・何かに傾倒したり、何かを否定したりしない姿勢

メッセージ

私が母としてやっていることや考えていること、あるいは悩んでいることを、部分的にイベント化してしまおう、

と「SATO かあさん部」を立ち上げることにしました。

 

私自身を説明するときに、「ひとりの普通のおかあさん」というのが、今、一番しっくりくる表現だと思います。

普段、3歳の娘とおえかきをしたり、ピクニックをしたり、おだんごをつくったり・・・、たくさんの時間を一緒に過ごす中で、こどもの笑顔や「できた!」瞬間に立ち会えることが喜びです。一方、壁に直面すれば良いと言われることをあれこれ試してみたり、うまくいかなくて悩んだり。あっちにふらふら、こっちにふらふら。一喜一憂の子育て。それでも子どもと一緒に過ごす毎日は宝物のような時間です。世の中にたくさんいるお母さんと同じように、ただただ、こどもがのびのびと育っていくことを願っています。

そこには、経歴や職業は関係なく、「かあさん」としての私がいるだけです。だから、かあさん部。教育者でも

保育士でもありませんし、○○教育というような指針があるわけではありませんが、ごく普通のかあさんの目線で、こどもの健やかな成長を願いながら、自然に寄り添う営みを目指して、親子で楽しめる活動をしていけたらいいなと思います。

 

2018年 夏 

かあさん部 部長

佐 藤  明 美       

bottom of page