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BLOG

SATOかあさん部のイベント案内、活動記録、日々の徒然などを綴っています。

更新日:2022年8月28日

日時:2021年12月30日(木) 10:00~15:00

場所:食事と喫茶 SATO

出店:2組の主婦、SATO

内容:古着(こども服、大人服、鞄、靴、アクセサリーなど)

   ユーズドの食器や台所用品、おもちゃ、古本、ロックミシン ほか

   6歳のシールネイル屋さん

   絵本の修理屋さん(やぶれた絵本を持参頂ければ、専用テープで補修します)


※SATOの普段の飲食営業はお休みです。

※体調不良の方はご入店をお控えください。

※かあさん部親子イベント【ねんがじょうばこをつくろう!】同時開催!


★こどものみなさんへ★

きみが しぜんのなかでみつけた すてきな ものと、

だれかが つかわなくなった おもちゃを (対象年齢3歳位までの)

こうかんできるコーナーがあります。

ほかにも シールネイルを つけてもらえるコーナーや

つりあそびコーナー でも こうかんできます。

おうちのひとと そとであそぶときに、

どんぐりや まつぼっくりなどの きのみ、おもしろいかたちの いし などを

さがして、SATOにもってきてね。

さむさにまけず よくあそび、もりもりごはんをたべて、

そして よくねむって、げんきにあいましょう。


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関連するいくつかのコラム;


早いものでもう師走。バタバタ。この前ネットで注文して届いた品は中身も確認せず、私はせっせと娘の履けなくなったズボンを切ってぬいぐるみを作っている。昔娘に贈ったぬいぐるみの「ぷっぷる」は、丈が短くなってしまったカシミヤのセーターが捨てるに忍びなくて、作ったものだった。それを2歳の息子は僕のだと言い張って、一緒に寝たり、娘と取り合いのケンカしたりしている。それで仕方ないなと思い、彼が寝ている間にチクチクと「ぷっぷる2号」を縫っている。やれやれ、買う事だってできるのに私ってば何時間も何日もかけて何やってるんだろ、ちっとも生産的でないことをしていると思いながら。でもどうにか間に合いそう。かあさんからのクリスマスプレゼント。


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私のばあちゃんたちは和裁や布団仕立てや編み物を日常的にする人たちでした。私なんてせいぜい入園時の手提げ袋をヒイヒイ言いながら作るぐらいなものですが、母が大事にしまってくれていた祖母の手作りの衣類やかつて私が着たであろう年代物の衣類を私もこども達に使わせてもらいました。先日娘の発表会で劇の衣装として浴衣を準備するよう言われ、「あ、これちょうどいいかも」と出してみたこども用の井絣模様の着物が今まさにジャスト。内側に白い糸で「アケミ」と刺繍してあった。よく母はこんなによい状態で保管してい

てくれたな。娘に相談すると「うん、これがいい!」と言ってくれて、かあさん嬉しかったなあ。天国のひいばあちゃんもきっと喜んでるよ。もうひとりの祖母が自作し毎日着ていた手編みのベストは今、私に譲られ、ベストフェイバリットな一着。これを着ると畑が上手になりそうな気がする。


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友人からとても素敵なベビー服のお下がりを譲り受けた。大人が着たいくらい質もセンスもよいもので、大切に使わせて頂きました。そしてその服も小さくなり、それらはもっと旅をすべきだと思って、また別の友人の赤ちゃんにお譲りした。

あの子にはこの服が合いそう、この子にはこっちの服が合いそうと、顔を思い浮かべながら我が家の古着も一緒に選別して届けました。そんな風に循環していけばいいな。


衣料品メーカーのpatagoniaにはWorn Wearという素晴らしい取り組みがあります。生産する立場でありながら「壊れても新しいのを買わずに修理して長く使い続けよう」と言っている。Worn Wearのある記事に、1着のこどものジャンバーの写真が載っていた。そのジャンバーには、複数の名前が書き込めるタグが縫い付けられていた。タグには7人もの子の名前が書いてあって、それはお下がりを繰り返してきたという証。そもそも衣料品メーカーがお下がり想定でそのようなタグをつけるということ。タフで長く愛される製品を作りながら、環境問題に真摯に向き合い、自分たちが出来ることを探求し続けている。このような理念の企業を支持したいです。10着の捨てる羽目になる服を買うより、1着のpatagoniaの服を修理しながら20年使うような人に私も近づきたい。Worn Wearではpatagonia製品の手入れや修理の方法も紹介されています。


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シミの取れない服、穴の開いた服、ボロボロに使い尽くした服も、手入れや修理をしながら最後は雑巾にしたりでその役目を全うできればと思うが、全部が全部そうはできないのが正直なところ。祖母たちはこどもが成長して小さくなったセーターの毛糸をほどいてクセを直し、編み直すようなことをしていたのだからすごいなぁと思う。東北には使い古した布を細く裂き、織りこんで、バッグや小物、敷物などに蘇らせる「南部裂き織」という織物もありますね。


捨てるを減らすには、買うのを減らすも手。服に無頓着な私などは、中学生の時にお小遣いを貯めて買ったEDWIN 503のジーンズを今でも履いています。ゆったりシルエットな私の503は25年の時を経て、逆に今の流行りにマッチしているらしい(笑)。


SATOスタッフの素敵なエプロン    南部裂き織       25年前に買った503

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さほど良い品はないのですが、我が家の不要になった品をどなたかの必要になれば嬉しい限りです。年末、意外と暇してる皆さま、近くに用事のあるついでの皆さま、お立ち寄り頂ければ幸いです。

  • 2018年10月19日

更新日:2022年7月15日


温かい煮物や鍋物が美味しい季節です。大きな鍋でコトコト。何作ってるのかな?と蓋を開けると……なぁーんだ、とガッカリされるかもしれません。うちの台所では時々「食べ物でないもの」を鍋で煮込むことがあるんです。何だと思います?


―――正解は、油汚れの付いた衣類です。職業柄、どうしても油が衣類に付いてしまいます。様々な汚れ落としの方法を試しましたが、汚れが落ちなかったり生地が傷んでしまったりで、なかなか納得のいく方法に辿り着けずにいました。そんなある日、夫が昔暮しの手帖で見たという「煮洗い」を台所で試していました。大きな鍋にアルカリ性の洗剤と粉末の酸素系漂白剤(過酸化ナトリウム)を入れて、衣類をある程度煮立たせたら冷めるまで放置。冷めたらいつも通り洗濯機で洗うという方法です。完璧に落ちるというわけではありませんが、かなりの汚れが落ちるようです。ちょっと面倒だけど、何回かに1回ならズボラな私にも出来そう、と始めたのがこの煮洗い。最初はそこまで効果あるか?という実感だったのですが、どうやら私のやり方が良くなかったようです。グツグツ煮るのはNG。生地が傷むし、汚れが落ちるためには50度ぐらいで効果を発揮するのだそうです。もう少し実験が必要ですが、このまま続けてみようと思います。


今は、自分が家庭で発生させている環境への負荷を出来るだけ減らしていくのが目標です。そのひとつ「漂白」においても、塩素系漂白剤より上記で使用する「酸素系漂白剤」の方が環境負荷が少ない。また、蛍光増白剤の含まれるものは確かに驚きの白さを取り戻しますが、汚れをきれいにするのではなく染料で黄色味を白く見せているという点に私はちょっと抵抗があります。粉状の「酸素系漂白剤」(過酸化ナトリウム)なら、色柄ものにも使えるし、食器の汚れ、黒カビ、洗濯槽の汚れなどにも使えます。というわけで、環境負荷の少なさ、汚れ落としに一定の効果ありという観点から今のところ我が家のベスト漂白剤は粉末タイプの「酸素系漂白剤」。但し注意点もいくつか。毛や絹などのアルカリ性に弱い繊維や高温に弱い化学繊維、色落ちしやすい繊維には使えません。また、鍋はアルミだと黒く変色するため、ステンレスかホーローを使用します。ご興味のある方は、まずは処分するつもりでいる衣類などで試してはいかがでしょうか?次は「セスキ炭酸ソーダ」での洗濯・掃除も実験してみたいところです。


【追記】酸素系漂白剤には、粉末タイプ(弱アルカリ性)と液体タイプ(弱酸性)があり、油汚れ(酸性)を分解しやすいのが粉末タイプ。つまり液体タイプより洗浄力が強い。但し、ウールや絹などの動物性繊維はアルカリ性に弱いので粉末タイプには使えないので、そんな時は液体タイプを使っています。粉末タイプには界面活性剤の含まれない商品もあり(成分が過酸化ナトリウムのみ)、我が家ではシャボン玉の酸素系漂白剤を使用しています。

「あそび」「食」「くらし」「からだ」をテーマに、親子で楽しめる場を。そして、自然に寄り添う営みを目指して。

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かあさん部
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