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BLOG

SATOかあさん部のイベント案内、活動記録、日々の徒然などを綴っています。

  • 2019年6月28日

更新日:2022年7月15日

娘の通う保育所ではお昼は毎日給食で、白いご飯だけ家から持っていくことになっている。でも月に1度だけお弁当を持ってく日があって、今日はその日でした。おいしく食べてくれたかな。


娘が2歳ぐらいの頃はよくお弁当を持って出掛けました。観自在王院、一関図書館、公共の子育てスペース、道の駅、緑ある場所のベンチ…いろんな場所で。出掛けついでに外食したり買って食べたりするのに比べて、お弁当は ①パッと食べられて時短、②野菜不足にならない、③確実に食べられるし(食べ慣れた味)、その結果、④品数も多くなる。娘は食べられる野菜の種類も少なくて、ちょっとした味の変化も嫌がるタイプだったし、何よりお弁当を開けるのが好きだったので、自然とお弁当持ってのお出掛けが定着した。とは言え、朝ご飯と同じおかずだったりして手抜き弁当だったし、茶色ばかりで洒落っ気もない地味弁。でもお弁当って、なんかいいんですよね。時々、家の食卓なのにわざわざお弁当箱で朝ご飯というのをやったりもする。


お弁当「箱」の方も好きです。結婚祝いに頂いた重箱から、私の地味な料理でも3割増で美味しそうに見える木製の弁当箱、夫が独身時代から愛用しているステンレスのオーバル弁当箱、汁ものでも漏れないプラ容器まで色々ある。

ごはんの美味しさが保たれる曲げわっぱ。娘の入所祝いにと思い切って購入するも、子どものごはんの量に対して大きすぎたので閉まってある(笑)。それならばと少量サイズ且つ手頃な価格でガシガシ使えるはずと買い替えた曲げわっぱも、蓋を留めるゴムバンドがうまくできず却下(笑)。100均のプラ弁当、結局これが4歳の子には使い勝手よいらしい(笑)。私の思いや価値観など、娘にとっては却って厄介で、もっと大事なことが現場にはあるのです。娘から教わる日々。ともあれ。弁当箱はシーンや用途でたのしく使い分けてます。最近の娘イチ押しの弁当箱はこちら!


竹を割ってそのまんまの、竹弁当箱!ミミ子風。娘、逆立ちしないまでもいたく喜びまして、何度もリクエスト。流しそうめんまではできなかったけど、器として利用し「流さないそうめん」もしました。


そうです、お弁当と言えば、SATOでもお弁当のご注文を承っています。ご予算1,000円~、5個以上でお願いしています。店頭での引渡しとなります。一品一品丁寧に作られたSATOらしさの詰まったお弁当。大勢でお出掛けの際に、職場でのランチミーティングに、ご来客のある時などにいかがですか。お気軽にお問い合わせ下さい。お問合せ→ SATO TEL:0191-48-5011


いつか、かあさん部でもお弁当出したいな。スタンダードな卵焼きとか入った、優しいおふくろの味の弁当がいいなー。

更新日:2022年7月15日

先日実家に帰った際、娘が「おばあちゃん、今日はおでんにしようか!」と母に言った。母は「あぁ~それがね、大根がまだ小さくてね…。おでんはもうちょっと先かな。」と言った。何気ないその会話が私にはハッとさせられる出来事でした。私ならきっと「材料がないから、スーパーに買いに行かないとね。」と言ったはず。でも母は、畑の大根が食べ頃になったからおでんを作る、今畑にある材料でできる料理をする、ということを自然とやっているのです。それは「旬のものを頂く」という本来であれば自然なこと。私のようにスーパーで見かける旬のものを時々取り入れるのとは違うのです。思い返せば、うちの実家の食卓は旬と共にあるような食卓でした。山菜の時期になれば、父は山に出掛け春が到来した喜びとともにほろ苦さを味わう。夏は青虫かというほどサラダを食べる。とうもろこしはお盆前にはまだで、甲子園の準々決勝ぐらいからガリガリ食べながら観戦。秋になれば食べるのに大忙し。秋刀魚もそのひとつ。それが一回食べれば終わりではなく、刺身で、焼いて、煮て…と毎食秋刀魚尽くし。冬になればおでんや鍋。またこれー?と飽きるほどそれ。リクエストすれば別ですが、わざわざ夏野菜を冬に買ったり冬に食べる野菜を夏に買ったりしないのです。でも、自然に沿った食生活というのはこういうことなのだろうと思います。今は便利でスーパーに行けば、ある程度季節を問わず何でも手に入ってしまう。昔の人たちはそれができないから、季節ごとの恵みを頂き、そして保存する方法を色々考えた。私の食生活はそれには程遠いな…昔の人たちはすごいなぁ。せめて保存食づくりは少しずつ覚えたいと思っています。そしてそれを将来子どもたちに伝えていけたらいいですね。さて、実家からもらってきた大量のもってのほか(菊)を早く茹でてしまわねば。まずはむしり取る作業を無心でやります。


まだ雪の残る羽黒山     ありました、こごみ     山の恵み 少しだけ戴きます

更新日:2022年7月15日



娘が生まれて変わったことの一つに「食べものへの意識」があります。お米や野菜を作っている農家で育ったし、大人になっても出来合いのお惣菜を買うことなどはなく、外食もあまりしない方で、出来るだけ手作りの食事をしてきた私は「ゆうてもそんなに悪いものは食べてないだろう」と思っていました。ところが、夫が昔読んでいた食品添加物に関する本を読んでみると、普段普通に食べてきた食品にも実は添加物が入っていることが分かり、かなりショックを受けました。分かったつもりでいたけど、全然分かってなかった!それまでも夫との会話の中で話してきたはずでしたが、子どもが生まれたことで意識が変わったのか、耳に入った情報がふわふわ漂わずに腹の中にずしんと来るようになったのです。この時が私のギアチェンジの瞬間だったと思います。生まれてきた娘に、健康な体をつくるための食生活を贈ろう。これはかあさんからの「ギフト」だ。


それからというもの、より安心できる食生活を心掛けるようになりました。私なりの気付きは、イメージ的に大丈夫そうと思うものでも実は添加物が入っていること、パッケージに良さげな言葉が書かれていても成分表示であら残念と思う食品もあること、訳の分からない名前の成分も実は立派な添加物だということ、自分で作れば添加物を減らせるということです。


と言っても、変えたのは以下のことぐらいです。

・まず調味料を変えました(醤油、みりん、砂糖、油、酢、塩など)

・手作りできる調味料は出来るだけ手作りします(味噌、マヨネーズ、ドレッシング、つゆ、カレールウなど)

・同じ食品でも成分表示を比べて添加物の少ないものを選びます

・出来るだけ近郊で作られたもの、無農薬のものを意識して買うようにしています

・ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉の代わりに生のお肉を工夫して調理します

・昆布と削り節で出汁をとって、冷蔵庫に常備するようにしました

・やや薄味、油控えめを意識しています


お菓子も手作りしたいと思っていましたが、なかなか難しいのが現状です。娘と一緒に作ることもありますが、ほとんどは市販品。でもそこは無理をせず。買い物をするのだって、子どもと一緒だとじっくり吟味ができないこともあります。でも、我が家の定番を決めてしまうと楽です。うちでは無添加食品を新しく発見することを趣味的に楽しんでいる感覚です。こうやって食べていると、単純に無添加のものは美味しいと感じます。かつては美味しいと思って食べていた食品が、今では食べた瞬間「ん、何か違う」と思うのももしかすると食への意識を変えてからかもしれません。


けれど、ストイックになりすぎないことも心掛けています。「食べることの楽しさ」、「みんなで食卓を囲む楽しさ」も大事だと思うからです。例えば、子どもの行事でみんなでおやつを食べましょうとなって、ご用意して下さったものが添加物入りのものでも、そこではみんなでわいわい食べるということを大事にしたい。おじいちゃんおばあちゃんと外食に行く時も、どんな店かどんな料理かということより、みんなで食べるとおいしいね、ということの方を大事にしたいと思うのです。娘が食べたいと言えば、しっかり添加物の入っている食品だって時々は買います。


もっと川上を見つめれば、より意識が高くなるとは思います。最近では砂糖や乳製品などへの考え方も多様ですし、お肉ならどういう環境下で育てられたかに配慮することも。でも、こういう方法で作られたこれは良くない、こういう環境で育てたあれは良くないと否定ばかりしたくもありません。どんなものにも、その方法を取って作られた「背景」というものがあるんだと思います。訳があって添加物を入れている。訳があって農薬や肥料を使わざるを得ない。その背景を知った上で自分たちなりの条件で選べれば一番いいのではないかなと思います。夫と娘が気づかせてくれた、食べものへの意識。これからも私なりの楽しい食生活を探っていきたいです。


かあさん部の活動でお出しする素朴なおやつも、このような思いから手作りしています。試作する中で、固すぎて失敗、膨らまず失敗、味がもうひとつで失敗…娘に「失敗は成功のもと!」と言われながら(笑)、これはいい!というものに辿り着けると嬉しくなります。


かあさん部の活動は引き続きしばらくお休みを頂くことになりそうですが、再開の目処が立ちましたらご案内いたします。せっかくSATOという場所でやるのだから、食に関するワークショップもいいなぁなんて思っています。

「あそび」「食」「くらし」「からだ」をテーマに、親子で楽しめる場を。そして、自然に寄り添う営みを目指して。

S A T O
かあさん部
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