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本気のおでん


おでんの美味しい季節になりました。我が家では、出汁は自家製だけど、ちくわ、はんぺん、野菜天、がんもなどの練り物は、いつも「おでん種セット」を買ってきて鍋に放り込んでいる。ただ、練り物はどうしても添加物が付きもの。分かってはいても使っちゃえーと割り切っている食材の一つです。


でも一度でいいからいつか「無添加のおでん」を作りたいなぁと思っていた。そんなわけで、いっちょやってみました。練り物を自作するというやつを。そしてどうせならと、その他の具材の下ごしらえも丁寧に手間を惜しまず作ってみました。子守をしながらなので、作るのに丸2日かかり、完成したのは3日目だった(笑)。その内容はこう。



出汁

昆布は水に漬けておく。かつお節を普段の2倍量にしてかなり濃いめの出汁を取る。

味付けは、出汁1.5ℓに対し、醤油・みりん各60ml、砂糖大匙1、塩ひとつまみ。


大根

外側を厚く剥く。筋っぽいのがなくなる分、こどももよく食べる気がする。

輪切りにして十字を入れ、お米の研ぎ汁で20分ほど下茹でする。

茹で上がった大根を軽く洗い、たっぷりの水にとって、大根臭さを抜く。

(ちなみに、厚く剥き取った外側部分は細切りにして、わかめサラダにした。)


こんにゃく

糸こん&角こん。下茹でしてアクを取る。角こんはリボン状にあしらう。


昆布

水に戻して結んでおく。


茹でて殻をむく。


しいたけ

なんとなく(笑)、十字の切れ目を入れる。



まずは上記の具材を出汁に入れてコトコト弱火で約1時間。じっくり味をしみこませる。



もち巾着

半分に切った油揚げに今回は玄米もちを入れて、夏に作った自家製のかんぴょうで口を結ぶ。


蒸し鶏

娘が好きな骨付き肉。折角のかつお昆布の出汁の旨味を邪魔しないように、別鍋で一度蒸し煮して余分な油分を取って、脂ギトギトにならないようにする。


はんぺん

真鱈を半冷凍状態でミキサーにかけ、山芋、卵白、砂糖を混ぜて、蒸しあげる。


練り物類

半冷凍状態でミキサーにかけた真鱈に、キャベツや乾燥エビ、ひじき、豆や銀杏などお好みの具材と合わせて、米油で揚げていく。揚げたてを必ずつまみ食いするので、少し多めに仕込むのがよい。


厚揚げ

こればかりは自家製できず、買ってきたのを追加しました。豆腐屋さん、厚揚げ屋さん、ありがとうございます。



大根など味をしみこませた先ほどの鍋に、もち巾着以下の第二段の具材を入れて弱火で10分ほど煮る(厚揚げは第一弾でもよかったかも)。


完成!

うまそーな写真じゃなくて残念。



本気のおでん。私なりの結論は―――、

「がんばったし、うまかったけど、もうやらない。」だな(笑)!!


ま、これは自己満足のたぐいですね。

揚げ物をし始めると手をとめられない。一つ一つの作業に手間が掛かりすぎてしまう。

後ろで赤ちゃんを泣かせてまで、やるもんでもないわ。ってオチです(笑)。

無添加だからすべて良しという訳でもない、ひとつの例といいましょうか。




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